幸せを呼ぶ認知症 ~認知症の父との会話メモより~

認知症だった父の言葉です。どんなにパニック状態でも話していると次第に落ち着き、これからの人(祐子さん)に向け、愛と情熱をこめ話してくれました。それらの言葉は忘れてはいけないと思い数冊のノートや紙切れに記録しています。認知症は大変だけれど、不幸ではない。これらの言葉があなたの人生の助けになりますように…

つつじとお弁当( 認知症の父との会話メモ~2015年5月1日~)

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2014年末頃の父の様子はこちら 

 

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冨士山

つつじ

タクシー

弁当

 

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この日は短く、しかも、単語だけ

余程、調子が悪かったんだと思います

 

かろうじて、言葉を紡いだのかな

 

冨士山というのは

5月になるとつつじがきれいで

母とタクシーに乗って

つつじを見に行き

そこで、お弁当を食べて

それが嬉しかったんでしょうね

 

どんなに調子が悪くても

ふと、楽しかった思い出として出るくらいに…

 

電話で話していた当時の私も

この話が出てきて

安堵したと思います