幸せを呼ぶ認知症 ~認知症の父との会話メモより~

認知症だった父の言葉です。どんなにパニック状態でも話していると次第に落ち着き、これからの人(祐子さん)に向け、愛と情熱をこめ話してくれました。それらの言葉は忘れてはいけないと思い数冊のノートや紙切れに記録しています。認知症は大変だけれど、不幸ではない。これらの言葉があなたの人生の助けになりますように…

認知症の父との会話メモ (2014年11月某日③)

この頃の父の様子はこちら

 

ああ、祐子かぁ

 

マッサージ

リハビリいれて、どの分がどうじゃでやりよる

ただ足をもむだけじゃなくて、コツがあるんよ

そういうリハビリに行きよるけん、そこで教えてもらうだけよ

 

(この頃、週に一度、デイサービスセンターに通っており、そのことを話しているのだと思います)

 

行きとうて行きよるわけじゃけど、足を伸ばしたり 縮めたりしてやりよる足の裏もすっとしていい

(理学療法士や職員がマッサージをしてくださっていたようです)

 

ほじゃが「気の流れ」動かんとこがある

刺激して全体を動かす

足の面白いことやったら  足の裏 指で押さえよる

今までたるんどった血流が流れる

 

祐子はやっぱ頭ええのーよう知っとらい

(父が「気の流れ」と言ったので、「気の流れ」について、私も何か話したのかな)

 

眠りにつくまえに あんなことをするとお互い体元気になる

(父は寝る前に母をマッサージしてあげていたようです)

 

さすが祐子じゃええこと言うが

(言葉や思考以上にマッサージのように体と体が触れ合うことの大切さについて言うたんだと思います)

 

色んなことやっていくうえで  学ぶことがいいことがあると思うよ

 

俺も祐子で助かっとるよ

 

祐子のがんばりはちゃんと考えてやっとるし、気持ちがええわい

 

楽しいことやろうと思ったらいつでもおいでや

 

祐子は素晴らしいわい思い切ってやれよ

楽しみにしとるよ

 

祐子に負けまいと思ってがんばろうと思う

お互い刺激しあって成長できる

 

楽しくやれよー